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さらなるスキルアップと職長を目指すため、今回は職長教育の話をしていこうと思います。
現在の建設現場では職長と安全衛生責任者を兼任する場合も多く、正確には職長・安全衛生責任者という資格になります。
以前は職長教育と安全衛生責任者は別の資格になっていたようですが、筆者が取得した時は一緒になっていました。

前回の記事で作業指揮者になることはできましたが、職長になるためにはこの資格が必要になります。

職長・安全衛生責任者

この資格は安全と衛生に関する管理を主に学ぶ講習になっています。
作業員の安全と健康、良好な職場環境の促進に努めなければならないといった内容になります。
こういったことから作業員としてではなく作業監督、安全管理といったようなマネジメント業務にかかわるための資格と言えます。

また、作業主任者資格がなくとも職長になることはできますし、職長資格がなくても職長に作業指揮者に選任されれば作業主任者になることは可能です。
しかし職長として現場に入り、直接指示をして作業を進めるためには職長と主任者の二つの資格が必要になります。

資格取得に関して

まずは受講資格についてですが、今回の資格には特に実務経験が必要と言ったことはないようです。
当サイトは鳶に特化したブログとなっていますが、この資格は製造業などでも共通して使える資格となっているので、受講者の幅はかなり広くなっていました。

資格の区分は安全教育となり、13時間の授業を二日間で行います。
受講料は18000円程度だった記憶です。

以下では、二つの項目に分けて説明していきます。

職長教育について

職長教育の資格ですが、実は安衛法での職務自体に定めはないものとなっています。
しかし作業者を直接指示し、監督する者はこの教育を受けていなければならないといった決まりになっています。
作業員の熟練度なども考慮しながら、安全かつ負担が集中しないよう人員の配置をするのもここでの職務になります。
また現場では「安全、品質、工程、原価、環境」といったあらゆることに関する管理が必要となります。
このような内容を中心に勉強していきます。

安全衛生責任者

こちらは安全と衛生に関する責任者として必要なものになります。
建設現場では多数の下請け業者が出入りをしており「混在作業」になるのが一般的です。
そこで元請事業者の「統括安全衛生者」に対して関係請負業者は「安全衛生責任者」を選任し、その業務をこなさなくてはならないということが法令で決められています。
自社の下請け業者、及びたくさんの他業者が一つの作業所で作業をするため、作業間の調整や連絡をすることもここでの業務になります。

リスクアセスメントの書き方

ここまであらゆるものの管理が大切になることはわかりましたが、講習の二日目にディスカッションの授業があり、何班かに分かれて危険性を洗い出し、それに対する解決策などの討論をしながら、表にまとめるといった内容が含まれています。
建築現場ではお馴染みのリスクアセスメントですが、KYシート(危険予知シート)などといった現場で毎日書くものにかなり近い内容になっていました。
簡単な例をあげると

作業手順急所危険性
資材楊重する時荷ぶれを起こし吊り荷に挟まれる

大まかにこの三つの要素でいくつか書き出すのですが、その中から「重大性の高いものからつぶしていこう!」そういったものです。
講習時の例題はほとんど建築向けだったので、普段やっている人なら何の問題もなくクリアできます。

まとめ

今回の講習では試験はないので、二日間の講習を受けたら資格取得となります。
これまでの主任者資格と比べ、さらに総合的に管理するための知識に対する教育といった印象を受けました。

現場では職長の決める配置次第で、作業員に不平不満が出てくるものです。
そういったことにも配慮しながら、苦戦しているチームがあれば職長自らフォローしに行くといった姿勢も大切かなと感じました。

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