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主任者資格の第三弾は型枠支保工についてです!
前回までのおさらいとして、主任者の資格は直接作業指揮をするためのものです。
一般的にはこの資格は職長が持っており、その指揮のもと作業を進めていくという流れが多いです。
逆を返せば、職長になるためには必要な資格といっても過言ではありません。

そして前回まで鉄骨、足場と続きましたが、ここにきてなぜ鳶が型枠支保工?と思った方もいると思います。
そういったことに関してもここから書いていきます。

型枠支保工組立て解体作業主任者

この資格は前回までの二つと同じように、資格の区分は技能講習となります。
なぜ鳶が型枠支保工?と言ったことに関してですが、普段は型枠大工さんの仕事です。
しかし大工さんのサポートでは強度的に持たない建物を建てる際は、さらに強力な支保工を鳶の手で組むことになるのです。
その時に型枠支保工の資格が必要になるというわけです。

資格取得に向けて

受講するためには実務経験3年以上かつ21歳以上が条件になります。(実務経験は事業主の証明が必要)
職業訓練のとび科を修了していると、免除などもありますが、今回も大半の方が上記での受講となることと思います。

足場と同様13時間の講義を二日間にわたり受けることになります。
受講料も15000円程度が相場となっています。

一日目

作業方法についての勉強になります。
ここまでくると、前回までの内容とほとんど似たようなことしか書けなくなるので内容は端折らせてもらいます。

この日は講師の人から「大工さんはどれくらいいます?」といった質問があり、それを見る限りでは、大工さんが8割以上、その他が2割未満といった感じでした。
講習内容も型枠の組み方のようなものもあり、当然ですが大工さんよりの内容になっていました。

二日目

昨日に引き続き教室で授業です。
環境や器具、設備の知識や作業員への教育、関係法令などこれまでの二つとほとんど同じような内容になっています。
さすがに三回目ともなると、前も聞いたなぁといった感覚が多く、反復学習をしているような気持になりました。
ここでも最後は試験があり、合格すると型枠支保工作業主任者になることができます。

まとめ

今回の講習もそれほど難しくはないので、普通に授業を受けていれば合格できます。
大工さん主体の授業ですが、現場でそういった作業を見る機会は多いので「なぜその作業をしているのか」と言ったことを紐づけて学べるところは、個人的にいいかなと思いました。

危険なところへどこの業者よりも早く、先へ先へ進んでいく鳶ですが、他業者の作業に極力支障をきたさないよう協力していくことも大事だと感じます。
「今やってんだからちょっと待ってろ!」そんな場面ももちろんありますが、一歩引いて他業者の作業を知る事で円滑な打ち合わせができ、信頼のおける鳶になっていけることでしょう。

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